野菜生活

徒然と

台湾旅行記0日目

旅は、人を成長させる

マイケル・ジェイソン(1892-1940)

 

どうもてにょです。

いきなり架空の人物をでっち上げてしまってすみません。

勿体ぶる程の事でもないのでシンプルに申し上げさせて頂きますと、台湾に旅行に行ってました。

普段は日々の奇怪なことをつらつら書いてるだけでしたが、今回は本当に日記っぽく台湾で何を見て何を感じたか書いていこうかと思います。

そしてゆくゆくは旅ブログとして成り上がり、スポンサーの経費でタイのゴーゴーバーに行くのが僕の夢です。

それではどうぞ。

 

 

昨年11月、夜のバイトをしていたら高校時代からの友人ゆうやからLINEが来ました。

 

高校のときは同じ部活だったゆうや。

ゆうやとは大会や練習試合で何度もダブルスを組んでました。

高校を卒業してそれぞれ違う大学に進学しても同じバイトで苦楽を共にしました。

ろくに仕事もせずにつまみ食いばっかりしていた僕を責めるでもなく暖かく見守ってくれていたゆうや。

真面目かと思いきやたまにスイッチが入るととことんぶっ壊れてマネキンに熱いキスをしたり、包丁を逆手持ちして「二刀流」というゆうやのおかげで僕は楽しい学生生活を送ることができました。

 

そんなゆうやからのLINEがこちら

 

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 ということで、あっさりと僕らの台湾ツアーが決定したのであります。

 

LINEではどうしてもやりとりがめんどくさい ということで後日都内某所で打ち合わせをすることに。

 

そんなこんなでやってきた一回目の打ち合わせ日。

久しぶりの再会だったのとお昼もやってるそれなりに安い居酒屋ということもあり、僕らは杯がグイグイ進みます。

近況報告から始まり、互いに好きなアーティストの話や互いに出会いが無さすぎる話、共通の友人の話等で大いに盛り上がりました。

やっぱり友達ってのはいいですね。仕事がうまくいかないことがあるとは言っていましたが、それでもしっかり定職があってやりがいを持って仕事をしているゆうやはなんだか輝いて見えました。

何だか話し合わなくてはいけないことがあった気がしないこともないですが、とりあえず明日からも頑張れそうです。

 

ゆ「それで台湾なんだけどさ」

て「あっ」

 

忘れてないですよ?しっかり覚えてましたよ?

 

ゆ「普通の旅行にはしたくないんだ。」

て「なるほど。」

 

ゆ「あと『何日目の午前はここに言って午後はここ。その為には何分の電車に乗って…』みたいなのもあんまり好きじゃないんだ。」

て「わかる。」

 

旅行の楽しみ方は人の数だけあるもんだと思ってますが、僕らはあんまりガッツリ予定立てて行動というのが性に合ってないんですよね。

時間に支配されたくないんですね。今かっこいいこと言ったね。

というわけで、その日決まったことは飛行機の便だけでした。

後は女の子との飲みのセッティングとか頑張ってた。

 

そんなこんなで終わった第一回ミーティング。後に第二回ミーティングもあるのですが、第二回ミーティングは前述した女の子との飲み会の反省会がメインだった為割愛させて頂きます。

 

 

ここで僕らのスペック

ゆうや

台湾は初めて。

居酒屋に行ったらビールしか飲まない。

象に踏まれたら死ぬ。

 

てにょ

台湾は2回目。

ただし1回目は一緒に行った当時の彼女が行くところをピックアップしていた為、台湾には九份と101くらいしかあるものがないというイメージ。

居酒屋に行ったらとりあえずビールでその後はハイボールとか飲んでる。

象に踏まれたら死ぬ。

 

そんな2人のドキドキ台湾ノープランツアーが幕を開けるのでした。

 

 

次回!

「やっべ、宿の名前忘れた。」

「あれ水圧すごくね?」

「CMの出オチ感がすごい」

 

お楽しみに!

輝夜の城で踊りたい

どうもてにょです。

まずはなにも言わずにこちらの画様をご覧下さい。

 

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 会話の前後にガッツリ個人名が含まれていて加工がめんどくさいので友人の発言のみの抜粋となってしまっていますが、これを見て「ん?」となりました。

 

当ブログ『野菜生活』は老若男女いかなる人にも楽しんで貰えるバリアフリーでハイパボリックなブログを目指しています。

そしてゆくゆくはカリスマブロガーとしてチヤホヤされてファンの女の子と仲良くなって、最終的にはファンの女の子を囲って野菜帝国を築いていきます。

そんなブログが下ネタなんてありえない。カブトムシの交尾を見てちんこを立たせようとするくらいありえない。

 

しかしながら、貴重な閲覧者の方より下ネタが登場している というご意見を頂いたならばその意見を真摯に受け止め、成長に繋がることが重要です。心が広いですね。

確かに笑いに特化し過ぎていまいち真面目な内容を書けていなかったのもまた事実。

こうなれば真面目な記事でも書いて新規開拓、新しいファンをガッチリホールドして野菜帝国建立に向けて大きな一歩を踏み出そうじゃないですか。 

お題はそうですね、2年後に迫った東京オリンピックについてにしましょう。

 

 

迫る2020年、ここ日本で東京オリンピックが開催されるというのは最早知らない人はいないほどのビッグイベントであります。

オリンピック開催に向けて首都圏では外国からの訪問者に備え、道路標識が英語表記したものを用意したり電子マネーでの決済を可能にしたりと順次世界各国からの受け入れの準備が行われています。

自国での話題ではオリンピックのマスコットキャラクターの公募等が皆さんの記憶に新しいのではないかと思います。

話は前後しますが、何故多くの国が自国での開催に躍起になるのかと申しますと、これはシンプルに自国でオリンピックを開催することで発生する経済効果が並々ならないからという理由に他なりません。

現に東京オリンピックの開催が決定されてから建築関係の分野を専攻した学生は就活で引く手数多だったという話を聞きますし、建築会社の株価は軒並み高騰したそうです。

また、2020年には観光関係が大いに盛り上がるとも予想されております。

これは言わずもがなに海外からの観光客がもたらす経済効果ですね。

観光地やホテルのみならず、飛行機電車バスタクシーなどの交通機関にと経済的な影響は多々あるのがオリンピック効果です。

専門家によると東京オリンピックによる経済効果は200兆円を上回るのでは? と言われております。

全然関係ないんですが、お昼のバイトをしていて出向先の床をうっかり削ってしまい、弁償沙汰で35万円請求されました。

200兆あったら床の修繕なんてケチくさいこと言わないでビル一棟まるっと建て直せる額ですからね。

誰か35万ください。

びっくりするくらい脱線しましたが、200兆とは上記したカテゴリーのみならず、各分野へ多大な影響をもたらしての200兆なのであります。風が吹けば桶屋が儲かるとはよくぞ言ったものです。

そんなオリンピックですが、唯一逆風をもたらしている業界があります。

それは風俗業界です。

東京には吉原という風俗の聖地…もとい性地があります。

聞いた話ですが、それはもうえげつないぐらいソープランドで溢れかえっているそうです。聞いた話ですが。

ソープランドとは個室でヌルヌルするお店です。詳しいことはxvideoとかで調べてください。僕のおすすめは以前も当ブログに登場した紗倉まな上原亜衣二輪車モノです。

上原亜衣さん、ご復活を心よりお待ちしております。

そんな吉原ですが、意外と歴史は長く400年以上続いており、著名外国人が吉原のソープの為に来日するというまさに聖地…じゃねーや性地なのであります。

そんな歴史のある吉原がなぜ風前の灯火にあるのか と申しますと、やはりイメージの問題があるみたいです。

東京スカイツリーの付近に威風堂々と立ち並ぶソープ街というのはやはりイメージが悪く、近隣の方々も快く思わないというのが現状みたいです。

偉い人の鶴の一声で全店閉店になってもおかしくないというまさに崖っぷち状態。

オリンピック開催が決まってから今日に至るまでに見せしめ的な意味合いで摘発されたお店もあるといえば、鼻くそをほじりながらモンストをやっている皆さんにも危機的状況は伝わるかと思います。

そんな中、海外からやってきたお客さんが摩訶不思議な性病を持っていたらと思うとコンパニオンの方々の減少もある程度視野に入れなくてはいけません。

オリンピックで浮かれている各業界の中で唯一逆風に立たされている風俗業界。

何が言いたいかと申しますと、取り返しがつかなくなる前にソープに行こうぜ!

ということでございます。

 

 

 

 

途中まではいい感じで真面目なこと書いてたのにどこかで歯車が狂った。

もう真面目なことを書くのは向いてないかもしれません。

そんなこんなで野菜生活を今年も宜しくお願い致します。

good time

無職に なりました。

 

開幕早々こんなヘビーワードをぶち込んで申し訳ない限りですが、会社辞めました。

26歳無職(独身彼女なし)ここに爆誕です。

26歳と一口に言ってもいわゆる『いい歳』に該当するお年頃で、Facebookとかを見ればやれ結婚しましただの子供が出来ましただのハッピーワードがポンポンマシンガンのように飛び交っている最中での突然の無職宣言。

親しい友人達もMくんが交際一周年だとか、Kくんが会社の忘年会の幹事に大抜擢されただとか、Tくんが内痔核の手術をしただとかいい歳なだけあって周りは目まぐるしくイベントに追われています。

Tくん、どうぞお大事に。

そりゃあ同窓会とかに顔を出しづらいってもんです。誘われないけどな。

とは言いましてもぶっちゃけそこまで悲観しておらず、むしろ24時間自分の為に使えるというサービスタイムを存分に謳歌していたりします。

 

謳歌してる とは言っても先立つ物、嫌らしい言い方をすれば銭っころというのはどうしても必要不可欠ということで、最近ナイトワークってやつを始めました。

16歳でアルバイトを始めてから今日に至るまでの10年間夜のお店で働いた経験は皆無だった為、未知との遭遇ばかりでしたがなんとかやってます。

 

当ブログは万人の為になる素敵ブログを目指している為、どんな素敵なお客様がいらっしゃるかかいつまんで紹介できればと思います。

 

①名前

現在働いてるお店はお客様と女の子が仲良くお話をしていかに女の子にお酒を飲ませるかがキーとなるエキサイティングなお店です。

なのでほぼほぼお客様との会話の機会はないのですが、それでも時折女の子が席に着くまでのアイドリングタイムに話しかけてくるお客様がいます。

 

ぼく(そっとスマートに生ビールを差し出す)

お客様(じっとぼくの顔を見る)

お客様「けんじくん!!!」

ぼく「!?」

お客様「けんじくんだろ!!」

ぼく「いいえ、たかし(偽名)です。」

お客様「いいや、けんじだ!君はけんじっぽい顔をしてる!!」

ぼく「ありがとうございます(?)」

お客様「けんじくんは彼女とかいるのか?」

ぼく「いません。」

お客様「だろうな!!ハッハッハ!!!」

ぼく(こいつ店外であったら殴る)

 

この後書くお客様もそうですが、ボーイに絡む客は大体めんどくさいです。

 

②泥酔

お酒を飲むお店ならどこでもそうだと思いますが、泥酔されたお客様が靴の裏に張り付いたガム並みに厄介です。

僕に腕相撲を挑み、瞬殺して気を良くしたお客様がビールをガバガバ飲み始めてから風雲急を告げ始めました。

結論から言うと、お客様、女の子放置して爆睡してました。

僕はあの女の子のマルチ商法に誘われた時のような困り顔を一生忘れないと思います。

女の子は座っているだけで給料が発生するので、痛くも痒くもないですが、困るのはお店側。

1席占拠して爆睡こかれていては回転が悪くなるは見栄えも悪いはで大迷惑です。

おまけに崩れ落ちた時に気を良くして頼んだビールを倒したので床はビタビタです。これには店長も苦笑い。

ただ、ただですね。

ガラスの水なりなんなりを零したことが無い方なんていないと思うんですけど、大体服にかかる時って太ももなら太ももにワンポイントのみじゃないですか。

間違っても一回の粗相で股間と太ももに同時多発的にかかることなんてないじゃないですか。

お客様、酔っ払って股間の堤防がバカになったみたいです。

結局泥酔したお客様には冷たいおしぼりを首に押し付けて無理矢理起こし、ご退店頂きました。

終電はとっくになかったので、タクシーでしか帰れないはずですが、乗車拒否されなかったかだけが心配です。

 

③コンプレックス

働いているお店にはVIP席的な席があります。

もともと狭い店ということもあり、普通に席が無くなったらVIP席に通すというビタイチありがたみがないギミックですが、そこでは膝をついての接客することになっています。

で、席をついてグラス回収とかしてましたが、不意にお客様(若め)に話しかけられました。

お客様「お兄さんハゲてますね。」

ぼく「HAHAHAHA!!!」

とりあえず、その席に着く女の子のドリンクは気持ち少なめにしておかわりが出やすくしておきました。

 

 

まとめ

夜の仕事はストレスいっぱい!!!

真っ当に昼職探します。

僕らは今の中で

これでも僕も立派な社会人で、今の会社に入社して2年半が経過している。
2年半という歳月はなかなかのもので、着慣れない制服に包まれた女子中学生がガッツリ着こなすようになって、なんならスカートとかをハサミで切って魔改造していてもおかしくないくらいの歳月だ。
もっと言ってしまえば、卒業を半年前に控えて「もうすぐ卒業だね…」「あぁ、そうだね。」「高志は本当に私と離れ離れになってA高校に行くの?」「どうしても将来サバンナの動物の生態を研究したいからね。」「そっか、高志の夢、応援しなきゃね。」「大丈夫、家は出ないからいつでも会えるよ。」「浮気とか…しないでね…?」「ばーか。俺には芳江以外いないよ。」「高志…」
ズッコンバッコン!!
とかやってるカップルがそこら中にいるような歳月だ。くそっ、何がサバンナの生態だ!!

自分でも驚くくらい脱線してしまったが、そんな2年半の歳月を今の会社で過ごしてきた今ではベンチャー企業だからというのもあるが、支社内で二番目の古株になってしまった。
入社当初営業のノウハウを教えてくれた係長は今や他の支社で課長をやっているし、僕をラーメンに連れて行ってくれた課長も今や後輩とキャバクラに繰り出す僕らを尻目に新たな新人をラーメンに連れて行くようになった。
甘えていられる時間は終わり行動一つ一つに責任を伴うようになったのだ。
2年半という歳月にとてつもない重みを感じていたとき、僕に転機が訪れた。
新人が入ることになり、その新人の教育担当に僕が抜擢されたのだ。
ついにこの時が来たか と僕の心は色めき立った。
仕事柄原付以上の免許が必須な職場なのだが、原付の免許に落ちたというファンキーな前情報以外はない状態で少しでも円滑なコミュニケーションを取ろうと部下との接し方的な本も買った。少しでも共通の話題を作ろうと普段はアニソンしか聞かないのに星野源のCDをTSUTAYAで借りた。
まだ見ぬ原付免許に落ちた新人を受け入れる態勢は万全だ。

そしてついにやってきた新人配属初日。
恙無く朝礼での自己紹介も済み、ついに業務を教える段階となった。
舐められてはいけないという思いと、気さくな先輩を演じたいという思いがごちゃ混ぜになった僕は情熱とほんの少しのクールさを言葉に込めつつ語った。

「ここに線を引くといいんだけど、毎日色を変えると尚良しだ。」
「なるほど。」
「大体この曜日はこの色って決めてる人が多くて、俺の場合は土曜日がオレンジで日曜日がピンクだ。」
「なるほど。」
「オレンジはほのかちゃん、ピンクはにこにーで覚えるといい。これはラブライブというアニメのキャラなんだ。」

と後輩がラブライブを見てたら絶対仲良くなれるし、見てなくても今後の会話のフックになるような絶妙な感じで心の距離を詰めにかかった。
聡明な読者の皆さんならこの後新人が犬のうんこを踏んだような顔で愛想笑いをされたところまで想像出来たと思うが問題はここからで、その日の夕方に課長より教育係解任の命が降りてきた。青天の霹靂である。
何も知らない新人にラブライブの話をしたのは完全に僕の落ち度だが、その後は普通に業務についてみっちり教え込んでいた。
課長の忠実な従僕として各支社に名前を轟かせている僕もこの時ばかりは「なんで新人教育係を外されたんですか」と課長に噛み付いた。
課長は前日焼肉を食べた時の屁を電車内でマックスでかましてしまった時の申し訳なさそうな顔で言った。
「事務の子(アラサーのブス)からアニメの話をしててまともに教育してないって密告があったんだ」

色々言いたいことはあるが、僕の昇進はしばらく無さそうだ。

Catch the moment

「人は外見じゃなくて中身」とか言う人のことをいまひとつ信じる事が出来ない。
得意料理を聞かれた時に「肉じゃがです☆」とかほざく女並みに信用出来ない。
外見じゃなく中身という発言にしたって、肉じゃがにしたって根底にあるのは男ウケだ。
人は少しでも自分を良く見せようとする生き物である。僕だってその例外に漏れず、キャバクラにフリーで入って可愛い子が付いたら人生ベストスリーに入るくらいのイケメンボイスで「好きなもの飲んでいいよ」と格好をつける。
ちなみにたまたまその日は3人全て可愛い子が付き、おまけに「そんなジョッキ誰が使うの?」ってレベルのラージサイズ、むしろヒュージサイズでキティとか言うんですかね?オシャンティーなカクテルを浴びるように飲んだキャバ嬢がいたおかげでちょっと高いお肉が食べれる額をものの一時間で払う羽目になった。
もっと言えば3人全てのキャバ嬢にLINEを聞いたところ「次お店に来てくれたらね♪」と言われて泣いた。帰りの電車で膝を抱えて泣いた。
キャバクラの下り、びっくりするほど関係なかった。

そんなこんなで「人間中身じゃなくて顔」説を兼ねてより提唱しているが、今僕の職場にはびっくりするくらい救いのないブスがいる。
美人は三日で慣れ、ブスは三日で慣れる という言葉を聞いた事があると思うが、今の僕がいる支社に配属されてかれこれ一年と少し経った今でもブスだなぁとしんみり思うくらいのブスである。
あんまりブスブス書くとやたら意識の高い人から「人の外見の悪口を書くなんてサイテー!!」とかパッシングを受けることがある。
現に僕も職場で救いのないブスと言うほどではないけど、まぁ普通にブスかなって感じのブスに「電車で捕り物を見た。痴漢どうこうと騒いでたけど、あれは冤罪だ。何故なら女が靴底の精霊みたいなブスだったから。」と面白おかしくコメディックに話したら
ブスな顔を更に歪ませて「今すぐ帰って。」と真顔で言われた経験がある。

考えて見てほしい。ブスというのは結果だ。
ドラゴンボールという漫画をご存知だろうか。
ドラゴンボールでは主人公の悟空が強敵と対峙したとき「すげえ奴だ」的なことを言うのだがそれと一緒だ。
そこには称賛も侮辱もない。感想だけだ。
それと同様でブスだ という発言には結果に対しての感想しかない。
春先に吹き狂う風を見て「すげえ風だ」と言うようなニュアンスでの発言なのだ。

まあそんなこんなで救いのないブスが入社一年足らずで本社で経理課になるための昇進試験を受けるとか大きめのリンゴなら入るんじゃないかとちょっぴり心配になるくらい鼻の穴を広げて言い出した。
僕の会社は昇進したいときは上層部に昇進への熱い想いを伝えてオッケーが出れば晴れて昇進というなんとも脳筋バンザイなシステム、有り体に言ってしまえば入社してから今まで会社の売り上げにどれだけ貢献してきたか、昇進したらどのように会社の売り上げに貢献するかをプレゼンするわけだ。
そんなブスの昇進試験への出馬表明を僕ら男性陣は丹精込めて育てた農作物が大型台風によって一晩でダメにされた農家の方々のような表情で眺めるしかなかった。

その日からブスの昇進試験の資料作りが始まった。ブスの指が農作物を襲うイナゴだったら一網打尽で米とか麦とかをダメにするんじゃないかって勢いでパワーポイントに文字を打ち込んでいた。
救いのないブスの頑張りに水をさすのは人間的にダメだけど、流石に業務中に資料作りをするのはちょっとやりすぎなんじゃないかな。オンオフはしっかり分けた方がいいんじゃないかなってレベルでの頑張りだった。

それから一週間の時が経ち、遂にブスの一次プレゼンの日がやってきた。
一次プレゼンは支社内でプレゼンをし、半数以上の同意が得られれば晴れて上層部の前でプレゼンが出来るという謂わば登竜門のようなイベントだ。
流石のブスも気心知れた支社の面々の前でのプレゼンは緊張するようで、ブサイクな顔が更にブサイクになって生理痛に苦しむヤギみたいな顔になってた。ヤギに生理痛あるか知らんけど。

プレゼンの内容はというと、経理課への異動と主任への昇進志願がタイトルなのにも関わらず、経理課へ異動を志願する理由が1ミリたりとも語られず、ただひたすら社長への愛を語るというなかなかファンタスティックな仕上がりになっていた。「若い人材が会社を盛り上げないでどうするんですかっ!」とパッショネスに鼻の穴を震わせながら興奮気味に言い放つブスはどう好意的に解釈してもブスだった。

そんなプレゼンに対して支社のメンバー各々が意見を上げているのだが、相当のパッシングで
「社長への愛が重い」
「社長と同じ誕生日とかどうでもいい」
「経理志願の動機が全く見えない」
「総務じゃダメなの?」
「主任じゃなきゃいけないの?」
「経理の経験も資格もないのに情熱だけで全社員の給料を管理できるとはおもえない」
「ここ一年の功績は?」
「他の人の質問や指摘に対して即答出来ないのを見ると本当に異動や昇進がしたいとは思えない」

などなどちょっとメンタルが弱い人だったら、出社拒否になって暗い部屋で余生を送る羽目になってもおかしくないレベルのパッシングを受けていた。
とは言っても僕らも頑張るブスを袖にするほど非道ではないので、指摘された点をしっかり直せば二次試験に行ってもいい という結論に至った。

そこからまた救いのないブスの奮闘が始まる。休憩中はツムツムをやっていた救いのないブスがツムツムの増え続けるハートを放棄して、納豆巻きを食べ事務所に納豆の匂いを充満させながらプレゼン資料を作るようになったのだ。
ちなみに相変わらず仕事中も資料作りしてた。

それから一週間、救いのないブスの汗とか涙とかの汁と納豆の結晶とも言えるプレゼン資料を片手にブスは本社にプレゼンをしに旅立って行った。
これから戦争に出陣して敵の武将を2、3人仕留めてきます みたいな勇ましい顔をして事務所を出て行くブスは10人が10人ブスだと思うであろうブスだった。
それから数時間後、敵国の武将を2、3人仕留めてきたような顔で帰ってきたブスは聞いてもいないのに「90%通りました」と僕が神だったらブスに裁きの雷を落とすレベルでのドヤ顔で言ってきた。
合否は2、3日後にわかるらしい。それからの2、3日はブスは気が気じゃなかったらしく、全くと言っていいほど仕事に手が付いてなかった。いい加減仕事しようよ。

それから3日が過ぎ、4日が過ぎても本社から合否連絡が来ず、僕らの間ではサイレント不合格が囁かれ始めた頃、遂に本社なら連絡が来た。
結果は不合格。
なんでも本社経理課志願希望の人は救いのないブス以外にもいたらしく、その人が経理課の椅子を勝ち取ったようだった。

もちろんプレゼンのクオリティ云々もあるんだろうが、僕は口にこそ出さなかったがこう思った。
「もう1人の方がはるかに可愛かったんだろうなぁ」と。

やっぱり人間は中身じゃない。外見だ。

妄想コントローラー

お久しぶりです。てにょです。
最後に記事を上げて向こう半年近く放置という益荒男ぶり。我ながら惚れ惚れします。
学生だった頃と比べて圧倒的にブログに書く程面白い事がないというのが放置の原因に他ならないのですが、それにしても半年放置してしれっと更新というのは中々真似できるものではない。
ここ半年何をしていたのかと問われると唇を噛み締めて下を向く位しか出来ないような清々しいクズっぷり、清々しいを通り越してスガシカオみたいな毎日を過ごしていたわけですよ。
ブラウザの履歴なんて風俗レビューのサイトでビッシリ埋まってますからね。
そんなまだ見ぬ吉原の高級ソープに思いを馳せている私がこれまでどのような文章を書いていたかなんて到底思い出せる訳がない。
誠にありがたいことに高校大学とmixiやら前略やらでちょいちょい文章を書いてたら好評を博していたんですが、それも最早遠い過去の栄光。
ネタは無いわ文章の書き方を忘れたわでもはや気分はマットとローションの無いソープ嬢です。うん、この例え逆にわかりづらいね。

それでもストレスフルなこのご時世、どこかしらで自分の気持ちをアウトプットしないと人はいずれパンクしてしまいます。
パンクを防ぐ言わばストレスの発散がショッピングや性衝動、冷蔵庫に入ってそれをTwitterに投稿するなどに結びつくわけですね。
そして時としてそういった人達はショッピング依存性、セックス依存性、SNS依存性と呼ばれるという様相を呈しているわけであります。
かく言う私もここ数ヶ月『自分はセックス依存性なんじゃないか』という悩みや葛藤が胸中を渦巻いています。
セックス依存性って字面だけで見れば寝ても覚めてもセックス、朝起きてセックス、満員電車でセックス、職場でセックス、公園のトイレでセックス これはもうちんぽが乾く暇もないわいっていう楽しげなイメージが先行しがちですが、
前述しました通り行き場のないストレスが性衝動に結びつくのがセックス依存性です。
聡明な読者の皆様なら察しが付くかもしれませんが、オナニーも性行為の1つです。
これを踏まえて自分の行動を省みたところ、朝起きたらおはようのオナニー、嫌な事があったらむしゃくしゃのオナニー、嬉しい事があったら喜びのオナニー、寝る前はお休みのオナニーと最早オナニー無くしては生きていけない日々を送っているわけです。
これはセックス依存性と言わずして何と呼ぼうかというお話ですよ。
セックスサイドのセックス依存性は南米で行われるカーニバルのような楽しさが垣間見えて正直羨む人もいるかもしれませんが、オナニーサイドのセックス依存性は誰も羨まない。寂しいだけですからね。
このままでは死因はテクノブレイクへとまっしぐら猫モード。セックス依存性の自分を変えるべく立ち上がったのでした。

 

続く。

 

どうでもいいけど、このブログ下ネタ多いね。

贈る言葉

こんにちはてにょです。

TwitterやらFacebookのタイムラインを見てるとやたらと『君の名は。』を見た旨の書き込みが目立ちます。

自分の行動を逐一報告できるのがSNSの長所なので、別にそれについてどうこう言うつもりはありません。

僕もでっかいうんこが出た的な書き込みをTwitterにしたくなるときがありますし。

 

ただ、ただですね…

 

ふんわりとした感想多くない?

 

やれ「感動した」だ「泣けた」だ「こんな恋がしたかった」だ何に対しての感想なのかわからない。

お前恋空見たときも「こんな素敵な恋がしたい」とかほざいてたじゃねーかと。

こういう感想は極限までネタバレを抑えた上でその映画を見たくなるような感想を書き込まなくてはいけないと思うのです。

映画を見たくなるような感想を書き込む

映画の興行収入が上がる

流行る

合コンとかで共通の話題が出来る

ゴールイン

 

優しい世界ですね。

 

そこで今回は私てにょが正しい映画の感想の書き方のお手本を今流行りの君の名は。で書いていこうと思います。

1ミリたりとも君の名は。は見てませんし手がかりは泣けて感動できるくらいしかヒントはありませんが、クックパッドを一切見ずに親子丼を作り上げるという快挙を成し遂げた僕なら大丈夫でしょう。

ちなみに、親子丼はしょっぱ過ぎて残しました。鶏農家の皆さんごめんなさい。

親子丼っていうより塩分の塊だったね。あれは。

 

さてそんなこんなで1ミリも見てないのに君の名は。レビューやっていきます。

 

 

アメリカはアリゾナ州の離れにとあるのどかな村がありました。

村は決して豊かではありませんでしたが互いに助け合い、畑で育てた野菜を町に売ることである程度の生計を立てていました。

そんな村の鶏農家のせがれのジョニーは稼業を継ぐのが嫌で常に反発していました。

その日もジョニーは父の家族の手伝いをしたくなく村をブラついていたら、道端に人が倒れているのを見つけました。

年の頃は18歳。村一番の才色兼備とされるキャシーよりも綺麗な娘にジョニーは少しドキリとしましたが、すぐに我に返り娘を揺り起こしました。

「ヘイ、そこの素敵なお嬢さん、こんなところで寝てたら目玉焼きになっちまうぜ。」

 

劇場内では笑いが起きていました。

鶏農家特有のアメリカンジョークなんだと思いますが、戸田奈津子さんの翻訳がうまくいっておらず僕にはよくわかりませんでした。

 

そんなこんなで目を覚ました行き倒れの娘。

ジョニーと歳が近いこともありすぐに打ち解ける二人。

ジョニーが思い出したかのように

「僕はジョニー。君は?」と問うと娘は「私……自分の名前を忘れてしまったの。」

ここでタイトルの『君の名は。』のロゴがババーン!と出てきてオープニングである海援隊贈る言葉が流れます。

のどかな風景を散歩する二人の映像と海援隊贈る言葉はこれでもかというくらいマッチしており内容への期待が高まります。

 

オープニングが明け、流石に呼ぶ名前が無くては困るということで便宜的に娘を道子と呼ぶことにしたジョニー。

道に倒れていたから道子とはあまりに安直すぎるのではと思いましたが、アメリカではこれが普通のようです。

道子との奇妙な鶏農家での共同生活が始まります。

道子は気立てもよく家の手伝いもよくしてくれたので家族と道子が打ち解けるのにそう時間はかかりませんでした。

ただ、道子が時折見せる何かに怯える様子と物憂げな表情はどこかジョニーを不安にさせていました。

そんな中事件は起こります。

元来ジョニーの家は大きくなく、道子のベッドは無かったので鶏小屋で寝ていたのですが、夜中に鶏たちの激しい鳴き声が。

慌ててジョニーが駆けつけると2mはあろうかという巨漢が道子が迫っていました。

ここからは序盤ののどかな田園風景とは打って変わりジョニーが2mの巨漢相手に大立ち回りを始めます。

普通の鶏農家のせがれと大男のCGを一切使わないアクロバティックな死闘は圧巻でした。

あまりに激しくてADが3人死んだそうです。

 

辛勝という形でなんとか大男を退けたジョニーの元に老人が訪れました。

老人のモハドが言うには道子は特別な民族の末裔で、エジプトにある台座に道子を載せ、道子が自らの本名を言うことでなんでも願いが一つ叶うというのです。

「奇跡の力を求め、これまで数多くの悪党が道子を狙ってきた。世界を壊したくないから道子は自分の本当の名を記憶の奥底にしまってしまったのじゃ。」

「それなら俺がすることはただ一つだ。道子が狙われない生活を過ごす為に俺が台座をぶっ壊す。」

 

こうしてジョニーと道子はモハドのガイドでエジプトに旅立ったのでした。

別にエジプト旅行に道子はいらなくね?  とか思ったのですが、口に出すのは野暮ってものでしょう。

 

----中略----

 

ついにピラミッド内部の台座の前に辿り着いたジョニーと道子。

悪の組織の妨害でジョニーは満身創痍です。

最後の幹部まで倒し、後は悪の組織のボスのみ。

そして悪の組織『スフィンクスの翼』のボスはジョニー達に背を向け台座に座っていました。

「ついにここまでたどり着いたぜ。スフィンクスの翼の大将……いや、モハドさんよ!!」

そう、あらゆる手段を使い道子を連れ去ろうとしたスフィンクスの翼のボスは旅の途中で数々の助言を与え旅を導いてきたけど途中ピラミッド内の落とし穴にハマり転落死したと思われていた老人モハドだったのです。

モハドの切ない願いは是非映画館で確認してください。

モハドの哀しい過去に映画館はすすり泣く声もそこらで上がってました。

 

改造手術を施し肉体操作で若返ったモハドとジョニーの最後の戦いが始まりました。

最後の戦いというだけあってワイヤーアクションもCGも使わないモハドとジョニーの殺陣は大迫力でした。

リアリティを追求するあまりカメラマンが5人死んだそうです。

 

激しい戦いに耐え切れず、崩壊を始めるピラミッド。

ジョニーとモハドの激闘の余波で道子は重傷を負ってしまいます。

このままでは願いが叶わないと狼狽するモハド。その一瞬の隙を突きジョニーがモハドにとどめを刺します。

崩壊が止まらないピラミッド。止めどなく道子の腹部から流れ出る血。

道子を救う為にジョニーは賭けに出ます。

「君の本名をこの台座で言おう。願い事は僕が決める。大丈夫。必ず君を救うよ。」

「でも私、本名を……」

「全部僕に任せて。」

そう、ジョニーはピラミッド内の壁画で道子の真の名を見つけていたのです。

「いいかい。君の名はーーー」

 

 

舞台は変わって最初ののどかな村。

エジプトでの冒険を忘れたジョニーは何か足りないものを感じつつ鶏農家で親の手伝いをしていました。

そんな中、1人の来訪者がジョニーの家を訪ねました。

彼女の名は………

 

ここでエンディングの贈る言葉(FLOWバージョン)が流れ映画が終わりました。

エンディングでは観客全員スタンディングオベーションで、贈る言葉を隣の知らない観客と肩を組んで大熱唱してました。

続編があるのではないかという声もありますが、逆に蛇足になってしまうのでこれで終了した方がいいような気がしました。

 

 

1ミリも見てないのに君の名は。レビューいかがでしたでしょうか。

レビュー内容と実際の映画の内容の相違についてのクレームは一切受け付けません。

とりあえず君の名は。誰かと見に行きたいです。